心霊語録

精神を鍛える坐禅

坐禅は座りながら瞑想し、悟りへ到達するための手段として行われています。坐禅をすることで、心の安定、精神統一を達成することができるのはもちろん、精神を鍛えることもできます。坐禅で体と心を鍛えましょう。

坐禅とは

仏教の修行法の1つ。難しそうに見えますが、やり方をきちんと覚えることができれば、決して難しいことではありません。静かな環境をつくることができれば、自宅でも行うことができます。

服装

坐禅は素足で行います。服装は自由ですが、足を組むので、動きにくいジーンズはなるべく避けましょう。また、短パンなどあまり露出の多い服装も避けたほうがいいでしょう。坐禅に集中するには、ゆったりとした服装を選ぶことが大事です。

呼吸法

坐禅の時には丹田呼吸法と数息観を併せて行います。

・丹田呼吸法(丹田とは臍の少し下のところで、下腹の内部のこと)
約8秒間かけて口からゆっくり息を吐きましょう。このときに意識して下腹をへこませることが大切です。丹田がへこむことをイメージし、手の感覚で覚えるために、両方の指先で丹田を押さえるようにするとやりやすくなります。息を吸うときも約8秒間かけて、静かに鼻から息を吸いながら下腹を膨らませていきましょう。丹田が膨らむことを意識しながら吸うことが大切です。その後、8秒間息を止めます。吸い込んだ息を全身に放散させる感じをイメージしましょう。この呼吸法を20〜30回、少なくとも3回は繰り返す。※息を吐き切った後、息苦しいときは、小さな呼吸を1つしてください。

・数息観(すそくかん)
数息観とは、呼吸を数えることです。「ひとーつ」、「ふたーつ」と数えていき、「ここのーつ」、「とーお」まで数え、「とーお」まで数えたら、また「ひとーつ」「ふたーつ」……と続けていきます。数え方は、「ひとー」で鼻から息を吐きながら、「つー」で今度は息を吸います。姿勢を保ったまま、全身の力をぬいて、腹式呼吸を心がけ、ゆっくり行うことが大切です。坐禅を組んだ時、何も考えないのは難しいのでこのような方法は雑念を払うのに有効になります。

坐禅の時間

通常は線香が燃え終わるまでの40〜45分間行います。しかし初心者は5分〜10分など体に無理のない時間で行いましょう。