神仏の霊力を貸してもらうために祈りをささげる儀式。またはそれにより力を借りる霊能占術のこと。
祈願と混同されがちですが、厳密にいえば両者は異なります。
祈祷は神職における何らかの流派の流儀作法に則るもので、祈願はそうではなく純粋に術者の念をもって神仏に嘆願するものとなります。
どちらの方がより優れている、ということはありませんが、しいて言うならば、開運や厄払いのように総体的な加護を求めたい場合は祈祷、交通安全や安産など何らかの具体的な願望成就を望む場合は祈願が選ばれる傾向にあります。
祈祷には一定の作法や形式があるため、それを習熟している者は必然的になんらかの正統な修行を積んだ神職経験者が多いと言えます。